妊娠しやすい身体をつくる栄養素「たんぱく質」の話

妊活を始めた方がまず見直すべきは食生活。中でも「たんぱく質」は、ホルモンや筋肉、臓器の材料となる大切な栄養素です。本記事では、摂取量の目安やおすすめ食材、鍼灸との組み合わせでの効果まで、わかりやすくまとめました。



たんぱく質が妊活に欠かせない理由

たんぱく質はホルモンや酵素、免疫細胞の材料になります。卵巣や子宮内膜など、妊娠に関わる組織もその影響を受けます。不足すると、冷えやすさ、疲労感、生理周期の乱れなどが出やすくなります。



どれくらい摂ればいい?目安と摂り方

一般的な目安は、体重1kgあたり1〜1.2gのたんぱく質。例えば体重50kgなら1日50〜60gが目安です。一度に大量に摂るよりも、朝・昼・晩に分けてこまめに摂るのがポイントです。



こまめに摂る理由

  • たんぱく質は体内で分解・合成されるため、一度に大量にとっても使い切れないことがある

  • 血糖値やエネルギーの安定に寄与し、ホルモンバランスの維持を助ける



  • 妊活中におすすめのたんぱく質食材












    食材ポイント
    鶏むね肉・ささみ低脂質で高たんぱく。消化がよく取り入れやすい。
    魚(鮭・サバなどの青魚)DHA・EPAが含まれ、卵子の質をサポート。
    良質なアミノ酸バランス。朝食に取り入れやすい。
    大豆製品(豆腐・納豆・味噌)植物性たんぱく質+イソフラボンでホルモンバランスを整える補助に。
    乳製品(ヨーグルト・チーズ)腸内環境を整え、栄養吸収を助ける。


    鍼灸で“たんぱく質が働く身体”へ

    めばえ堂では、栄養を『摂る』だけでなく、体に『届かせる』ことに注目しています。血流や自律神経、ホルモンバランスを鍼灸で整えることで、摂った栄養が細胞レベルで活かされやすくなります。



    当院で実施しているサポート例

  • ︎妊活カウンセリング(食事・生活習慣の見直し)

  • 体質に合わせた鍼灸施術(冷え改善・血流促進)

  • 必要に応じた栄養指導や簡単なレシピ提案


  • まとめ

    たんぱく質は妊娠に関わるホルモンや臓器の材料になります。毎日こまめに、体重1kgあたり1〜1.2gを目安に、動物性と植物性をバランスよく摂りましょう。鍼灸で体の巡りを整えると、より栄養が活かされやすくなります。



    めばえ堂 鍼灸師 松井 昌子
    妊活支援の鍼灸・栄養指導を担当。食事と体調管理の両面からサポートします。


    ※本文は一般的な栄養情報に基づく内容です。既往症や特別な食事制限がある場合は医師・管理栄養士にご相談ください。