妊活中、多くの人が頼りにしているのが「排卵予測アプリ」。
毎月の生理日や体温、症状を入力するだけで、次の排卵日や妊娠しやすい日を教えてくれる便利なツールです。

でも、気になるのはその精度。
「本当にアプリの言う通りにタイミングを取れば妊娠できるの？」
「信じすぎて大事なチャンスを逃していない？」

そんな疑問に、この記事では妊活目線で正直に答えていきます。

排卵予測アプリの仕組みとは？

排卵予測アプリの多くは、過去の生理周期データをもとに、次の排卵日を計算しています。

例えば、周期が28日の人であれば、「排卵は生理開始から14日目ごろ」と予測するのが一般的。
アプリはこの“平均的なデータ”を使って、未来の排卵日や妊娠しやすい期間（いわゆる“ fertile window ”）を表示します。

最近では、基礎体温や体調を記録すると、それも踏まえてより細かく予測してくれるものもあります。


アプリの精度は“目安レベル”

結論から言うと、**排卵予測アプリの精度は「参考程度」**です。

なぜなら、排卵日は毎月同じ日になるとは限らず、ストレス・睡眠・体調などで簡単にズレるからです。

例えば、いつも28日周期の人でも、ある月だけ排卵が早まったり遅れたりすることはよくあります。
つまり、「過去のデータ＝今月も当てはまる」とは限らないのです。

「アプリで“排卵日：〇日”って出たから、その日にタイミング取ればOK！」

→ 実はそれ、タイミングを逃している可能性があるんです。

排卵は「卵子が排出されること」。
でも精子の寿命は2〜5日、卵子は約1日と短命なので、排卵“前”にタイミングを取ることが妊娠の確率を高めると言われています。

つまり、「アプリが示す排卵日＝チャンスの最終日」かもしれないのです。



排卵を正確に知るには？

アプリだけでは不安…という人は、他の方法との併用がおすすめです。

① 排卵検査薬を使う

排卵の24〜36時間前に急上昇する「LH（黄体形成ホルモン）」を尿でチェック。
陽性が出たら、次の日あたりに排卵する可能性が高いです。

→ アプリの予測＋検査薬を組み合わせると、かなり精度が上がります。

② 基礎体温をつける

毎朝同じ時間に測ることで、排卵後に体温が上がる“高温期”に気づけます。
ただし、排卵の“あと”に上がるので、予測よりは「確認」に向いています。

③ 病院で卵胞チェック

婦人科では、超音波で卵胞の大きさを見て、排卵のタイミングをより正確に予測できます。


妊活中のアプリとの付き合い方

排卵予測アプリは、とても便利で妊活の第一歩としては大いに役立ちます。
でも、妊娠を本気で目指すなら、「アプリはあくまで目安」と考え、他の方法と組み合わせることが大切です。

そして何より、排卵日だけにこだわりすぎず、夫婦で無理なく継続できる妊活ペースを保つことも重要。
ストレスは排卵やホルモンバランスにも影響しますからね。



まとめ

・排卵予測アプリの精度は「目安レベル」。100%ではない。
・生理周期が安定していても、排卵日は月によって変動する。
・アプリ＋排卵検査薬、基礎体温、病院の卵胞チェックを併用すると◎。
・妊活は心と体のバランスも大切。焦りすぎず、じっくり向き合いましょう。



めばえ堂では、妊活鍼灸の初回無料体験を随時募集しています。
気になる方は、メール・LINE・電話からお気軽にご予約ください。