妊活とストレス どう向き合う?

「妊活中はストレスを溜めないように!」ってよく聞きますよね。でも、完全にストレスをゼロにするって、正直、至難の業だと思いませんか?だって、妊娠のこと、将来のこと、仕事のこと…考え出すとキリがない!

結論から言うと、「ストレスを完全に排除するのは難しいし、目指すべきところでもない」と私は思います。
ストレスは悪いイメージがありますが、ストレスは至る所にあります。仕事・人間関係・経済的不安・健康状態など様々です。また、適度なストレスは身体に良い刺激にもなります。


ストレスと上手に付き合う秘訣

ストレスを完全に排除できないのであれば、どうすれば良いでしょうか?
大切なのはストレスと上手に付き合うことです。
まず、自分のストレスサインを知りましょう。
例として
 ・イライラする
 ・眠りが浅くなる
 ・食欲がない、もしくは過食になる
 ・集中できない
などが挙げられます。

これらのサインが出てきたら、ストレスをうまく解消しましょう。
そのためには自分に合ったストレス解消法を知っておく必要がありますね。
ちなみに私のストレス解消法は
 ・好きな音楽を聴く
 ・何もしないゆったりとした時間を過ごす
 ・家族や友人など、自分の信頼できる人に相談する
 ・ひたすら眠る
などです。

あなたのストレス解消法はなんでしょうか?
一度、真剣に考えてみましょう。
ストレスが身体に及ぼす影響


ではストレスがかかり過ぎると身体にどのような影響が出るのでしょうか?
簡単にまとめます。

1. 自律神経の乱れ
* 交感神経が優位になりっぱなしになる
* リラックスしにくくなる
* 睡眠の質が低下

2. ホルモンバランスの乱れ
* コルチゾール(ストレスホルモン)の分泌が増加
* 女性ホルモンのバランスが崩れる
* 生理不順、PMS(月経前症候群)の悪化

3. 免疫力の低下
* 免疫細胞の働きが弱まる
* 風邪をひきやすくなる
* 感染症にかかりやすくなる

4. 消化器系の不調
* 胃痛、便秘、下痢
* 食欲不振、過食

5. 筋肉の緊張
* 肩こり、首こり、腰痛
* 頭痛

6. その他
* 動悸、息切れ
* めまい
* 肌荒れ
この中で妊活に特に影響の出てくることについて説明します。

1.月経周期の乱れ:ホルモンバランスが乱れることで、卵胞が育たなかったり、黄体ホルモンが不足して受精卵が着床しにくくなる。周期が乱れると排卵の日がずれ、タイミング法を取るのが難しくなる。

2.子宮や卵管の循環低下:ここへの循環が悪くなることで、子宮内膜が厚くなりません。つまり、着床しにくくなる。卵管の場合は癒着が起こりやすくなり、通りが悪くなります。最悪の場合、卵管が詰まり自然妊娠できなくる。

3.流産のリスク:ストレスホルモンの別名でもあるコルチゾール。肩こり・腰痛・頭痛といって筋肉系の痛みでも分泌されます。コルチゾールの分泌が増えることで女性ホルモンのバランスは崩れ、流産のリスクが高まる。また、着床にも悪影響が現れる。




妊活とストレス 向き合い方のまとめ

ストレスゼロにするのは難題です。
しかし、ストレスを軽減することで妊娠率は確実に上がります。

ストレスを軽減するためにできること
* リラックスできる時間を作る
* 適度な運動をする
* 睡眠時間を確保する
* 栄養バランスの取れた食事を摂る
* 誰かに相談する
* 妊活以外の趣味を持つ

妊活は、心身ともに負担がかかるものだから、無理せず、焦らず、自分を大切にしながら、一歩ずつ進んでいきましょう。応援してるよ!