多嚢胞性卵巣症候群（PCOS）が妊娠へ及ぼす影響

逗子市・葉山町・横須賀市で妊活鍼灸専門院のめばえ堂です。

多嚢胞性卵胞症候群（PCOS）は排卵障害の１つです。日本では生殖年齢の女性６〜10％のに起こると言われています。


多嚢胞性卵胞症候群（PCOS）とは？

多嚢胞性卵胞症候群（PCOS）は、女性ホルモンの異常が原因で起こる病気です。卵巣ごとに複数の小さな嚢胞が形成され、排卵が正常に行われなくなります。つまり、月経不順や不妊にもつながります。
また、男性ホルモン（テストステロン）が女性の身体で過剰に分泌されるため、無駄な毛が生えたり、ニキビができたりすることがあります。糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病を引き起こすリスクも高くなります。
多嚢胞性卵胞症候群の原因

ホルモンバランスの乱れが卵巣にある卵胞の成長に影響を与えます。卵巣ホルモンの分泌のバランスが崩れることが、原因の１つになります。
また、遺伝的要因も考えられます。
そのほかには、生活習慣が大きく関係します。仕事や睡眠不足などの過剰なストレスが加わることで、ホルモンの分泌のバランスが崩れます。食生活によってもホルモンバランスは容易に乱れます。


多嚢胞性卵胞症候群が妊娠に関する影響

PCOSは、女性の生殖能力に影響することがあります。


1. 排卵障害
PCOS患者は排卵障害を抱えていることが多く、卵子が十分に成熟せずに排出されない場合があります。このため、妊娠することが難しくなることがあります。また、卵巣の白膜（外側の膜）が肥大することもあります。白膜の肥大も排卵障害の原因になります。

2. 妊娠中の合併症
PCOS患者は、妊娠中に高血圧症や糖尿病などの合併症を発症する可能性があります。PCOSは妊娠しないわけではないので、この状態で妊娠をすると、そうでない場合に妊娠中に気をつけなければならないことが増えます。


3. 流産率の上昇

PCOS患者は、流産率が高いとされています。卵巣機能の乱れにより、正常な胎児が育成できなかったり、着床がうまくいかなかったりするためです。



近年の研究では、PCOS患者でも適切な医療やライフスタイルの改善によって、妊娠・出産が可能になることが示されています。適切な治療や栄養管理、適度な運動などでPCOSの症状を改善させることができ、妊娠を促進することができます。また、妊娠してからも健康的に過ごすことも可能です。



多嚢胞性卵胞症候群と鍼灸
鍼灸治療は血流改善を期待で来ます。鍼灸により、卵巣をはじめとする体全体の血流が良くなることにより、卵巣の機能に変化が出たり排卵が促されることが考えられます。
血流が良くなることで、ホルモンバランスも整えられてきます。PCOSはテストステロンとプロゲステロンのバランスが乱れていることが多く、それらが整うことも鍼灸では期待できます。

実際にめばえ堂に来られていた患者様でもPCOSの方もいました。妊活鍼灸を続けることで、卵巣内の卵胞の数に変化が出ました。個人的な見解ですが、当院においてあるラジオ波を当てることはPCSOに向いている気がします。


妊活をはじめてから多嚢胞性卵胞症候群を指摘される方もいらっしゃるようです。治療が可能な症状ですので、適切な治療を受けながら、妊活をしていってもらいたいです。

めばえ堂では多嚢胞性卵胞症候群の方でも妊活鍼灸を受けていただくことができます。
初回無料体験も受け付けていますので、LINE・メール・お電話でお問い合わせください。