あなたの不妊の原因はなんでしょう？
「呼吸？」「血流？」「ゆがみ？」

私は鍼灸の大学院生時代、月経痛について研究しました。
その後、結婚・妊娠・出産を経て、周産期への関心が強くなり、
妊娠中毒症・乳腺炎・小乳の治療、小児はりを積極的に施術するようになりました。

私自身、自然妊娠で６人の子宝に恵まれました。


不妊と縁がなかったのに、不妊や不育の治療をしようと思ったのは一本の電話からです。


葉山で開業し何年か経ったある日、学生時代縁のあった子から連絡がありました。

彼は結婚していて、電話の第一声が、
「嫁が不育症なんやけど、どうしたらええかな？」
彼らはお腹で2人も子どもを亡くして、不育症と言われました。
病院では原因が分からず、東洋医学を頼りにして、私に連絡をしてきたのです。
私は知っている限りのアドバイスをしましたが、自分自身納得のいったことではありませんでした。

「体温を上げよう」
「食事を変えよう」
「鍼治療を希望なら、知っている先生を紹介できるよ」

全てに具体性がありません。。。。。
鍼灸師として何もすることができず、不甲斐なさを感じました。。。。。

それから、私自身と不妊・不育の人たちとでは何が違うのか考えました。

姿勢　・　呼吸　・　冷え　・　運動　・　食事　・　睡眠

私が昔からしてきたこと、きっと何気ないことが
赤ちゃんが出来る・出来ないの分かれ道になっているのではないだろうか。

考えていくうちに、私の中で妊娠する・しないの違いがなんとなく分かってきました。
でも、確証ではない。
確証でない分、患者様に技術としても提供できない。
そう思い悩んでいました。


その時出会ったのが、不妊鍼灸として長年の経験を持ち、高い懐妊率を持つ粟木原出先生でした。

粟木原先生のところで勉強していくと、私の中で考えていた不妊になる原因のメカニズムが分かってきました。
新たな気づきもありました。もちろん初めて知ることもありました。
徐々に私の中で、妊娠する・しないの違いが確証になったこともあり、ようやく患者様に伝えることができるようになりました。



実は、私が６回の自然妊娠した背景に父の存在があります。

父は私と同じ鍼灸師です。
その為、一般家庭とは少し違った家庭環境で育ちました。

子どものころから呼吸法をしたり、あの頃はまだメジャーでなかったヨガや気功を応用した遊びをしていました。
服装であったり、食事内容であったり、体を冷やすようなことをしては注意されました。
当時、注意される理由は分かりませんでしたが、父が注意してくることが嫌で、注意されない為に言われることに従ってきました。

月経痛により、鎮痛剤を飲んでいた時期もありましたが、それも定期的に運動をしなくなった期間だけ。
運動再開とともに、月経痛もなくなりました。


今思えば、子供の頃からの生活習慣や運動習慣が妊娠に繋がって来たのだと思います。
言葉数が少ない父が、繰り返し注意してきた理由は、妊娠についてしっかり勉強してきた今だからこそ分かります。


自然妊娠・自然分娩をしてきた私だからこそ、妊活をしている人たちにできることがあります。

粟木原先生に出合い、専門的な確かな知識と技術を身に着けました。

今では
『体温をあげる』
『周期を整える』
『ホルモン値を正常にする』
『食事を変える』
『今の体に必要な鍼灸の施術をする』
ということが、私の手技でお手伝いできるようになりました。



妊娠するのに必要なのは、ほんの少しのことかもしれません。
今までとはちょっと違った考え方なのかもしれません。

全ての生き物は、妊娠することにより子孫を残し、私たちも妊娠したから今ここにいるのです。

妊娠は誰でもできるのです。

ただほかの人より妊娠しにくいだけ。
妊娠しやすくなるお手伝いは、めばえ堂ができます。

一緒に妊娠までの道のりを歩んでいきましょう。